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2007年5月

薮原検校

Bunkamuraシアターコクーンで、

井上ひさし原作・蜷川幸雄演出「薮原検校」(やぶはら・けんぎょう)

を観劇してきました。

【キャスト】

古田新太、田中裕子、段田安則、壌晴彦

【あらすじ 】

舞台は江戸時代の東北地方。魚売りの行商人・七兵衛は、

妻の出産準備の金欲しさに通りすがりの座頭※を殺して金を奪います。

ところが、生まれてきた男の子は盲目。

七兵衛は因果を嘆いて自殺。

男の子は塩釜の座頭・琴の市に弟子として預けられて成長し、

杉の市という名前をもらいます。

※)即座に「座頭市」を連想しますが、江戸時代盲人には階級があり、

座頭という呼び名はその階級の中のひとつ。検校が盲人の最高位。

成長した杉の市は、手癖が悪いは女癖は悪いわで、

師匠の奥さんに手を出しちゃうし、

地元で一番の権力者・佐久間検校に難癖をつけられて争っている内に、

佐久間検校の手下を殺してしまう。

逃げ帰った実家では、故意ではなかったものの母親を刺殺、

続いて師匠と師匠の奥さんまで結果的には巻き込んで殺し、

師匠のお金を盗んで江戸へ逃亡。

わずか2~3日の間に、傷害致死、過失致死、強盗殺人を

次々やってのける凄まじさです。

ついでに、江戸へ上る途中でも強盗殺人を一件。

江戸に上ってからは、東北での悪事が露見するのを恐れて

酉の市と偽名を名乗り、薮原検校に弟子入り。

高利貸しの取り立て(かなりハード)で頭角を現します。

※)高利貸しは、当時の検校の代表的な副業のひとつだったとか。

とにかく検校というのは一般の健常者に比べると、

べらぼうなお金持ちだったらしい。

そして殺し屋を雇って2度目の主人殺しを決行、

(犯行後はこの殺し屋も殺害しちゃう)

2代目薮原検校を襲名するのですが、ここまで順調?

に来た極悪上昇人生は、思いがけない人との再会を機に暗転。。。

こう書くと、気が滅入ってくるようなどよーんとした暗いお話ですが、

劇中には井上ひさしさん独特の軽妙な「ことば遊び」があったり、

芸達者な役者さん達が適度にアドリブをかまして

劇場の空気をもみほぐしたり、随所に笑いもあり、

緩急のある良い舞台だったと思います。

役者さんの見せ場で「すごい!」と思ったのは、

一幕で古田さんが「早物語」を語る場面。

座頭の芸で「浄瑠璃」は正当派で純文学的で格調高く、

「早物語」はその対極にある芸との説明がありました。

長台詞を拍子をとりながら一気に語るのですが(和風ラップ?)、

これがゆうに台本12~3ページ分位のボリューム。

終わった途端、劇場内は「よくやった!」

と言わんばかりの拍手喝采でした。

長台詞といえば、薮原検校の波乱に満ちた生涯を、

やはり盲人の語り部が伝えるという舞台の構成になっていたので、

語り部役の役者さん(壌晴彦さん)は最初から最後までずーっと出ずっぱり。

途中、「人員の都合上○○は私がつとめさせていただきます」(笑)

と言ってエキストラも兼任したり、とにかく大忙し。

(カンペも使っていなかったと思う、

蜷川さんの舞台でそんな事したらぶっとばされそうだ^^;)

二幕分の台詞がよくあれだけ入っているなあと感動しました。

ラスト薮原検校が公開処刑される場面。

「よくこんな残酷な事思いつくな」とその処刑方法に寒くなりました。

注!ネタバレ

「三段斬り」といって、囚人を吊るしまず下半身を斬る。

すると、頭の重みで宙に残った上半身が反転し、

頭が下になったところで首をはねる。

ぞああ~。

しかも、薮原検校は処刑前に蕎麦を満腹になるまで食べさせられていたので、

首をはねると「ザーッ!!」と血に染まった蕎麦が

首から滝のように流れ落ちるのです(゚ロ゚;)ヒイイイィィ

あまり娯楽のない当時の庶民にとっては、

公開処刑って一種エンタテインメントの部分もあったようです。

うう残酷。

さらに松平定信が享保の改革を推し進めていた時代背景もあり、

緩んだ空気を粛正する意味もあったのでした。

確かにこんな見せしめされた日にゃ、

さぞや十分な犯罪抑止力効果があった事でしょう。

客電がついてあたりが明るくなると、

すごく長い夢から醒めたような感じでした。

舞台中央に先ほど処刑シーンで使われた人形がまだぶらさがったままで、

一気に「ハレ」の場から日常へと意識が戻っていきます。

祭りの興奮が残っているのに、ちょっと淋しい感じ。

今回、2階席ほぼ中央での観劇となりました。

コクーンでこの席は初めて。

舞台を正面から見下ろす感じで、

改めてコクーンの舞台って小さい。。。と思いました。

隣の席で観劇していた関西人のご夫婦もコクーンは初めてだったらしく、

「ちっちゃ!」と言ってました。

しかし、舞台が始まってしまうとそんな事も忘れます。

コクーンはお客さんと舞台の間が

他の劇場に比べるとすごく近い感じがするので、大好きな劇場です。

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時間にルーズな上司

私が現在お仕えする上司は、非常に時間にルーズです。

私が記憶する限りでは、彼が10時前に出社したのは4回だけ。

11時が彼の定時です。

【注】会社は「フレックスタイム」ではありませーん。

会社というモノは一人だけで仕事まわしているわけではないので、

上司がチンタラ昼頃出社してくる事によって、

周りの人は少なからず迷惑をこうむります。

そして先々週、こーのアホ(言っちゃったよとうとう!)

はついにやらかしてくれました。

その日アホは横浜にあるお取引先に立ち寄り商談して出社する予定になっていたのですが、

外線電話が鳴って取ると、それはお取引先の担当者の女性でした。

「すみません、Yさん(上司)て出社されていますか?」

「え?。。。今日は御社に立ち寄った後、こちらへ出社の予定となっておりますが。」

「それが。。。10時にお約束したのですが、まだ見えていないんですよ。

電話もかかってきていないようでしたので、もしかしたら、と思ってこちらに電話してみたんです。」

え~?!ノ( ̄0 ̄;)\

今何時だ?!10時。。。15分。。。(@_@;)

「も、もうしわけございませーん!!」

担当の女性にあわてて謝罪し、こちらから携帯に連絡を取って

至急先方に電話させる旨お伝えして電話を切りました。

別の社員さんが上司の個人携帯の番号を知っていたのでダイヤルするも、

むなしく呼び出し音が鳴り続けるばかり。(留守電にもなっていないし!)

万が一と考えてネットで交通情報を調べましたが、

横浜方面で電車遅延のお知らせは無かったので、

つまり、これは完全なる朝寝坊。

ちなみに、客先にどう取り繕ったのか知らないけど、

午後には何事も無かったように会社に姿を現した。

迷惑をかけたみんなには一言の説明も謝罪もありませんでした。

そして、先週。

ダメオ(ああ。。。ついに言っちゃった>_<)は朝から社長に同行して商談に

行く予定だったらしいのだが、

社長は会社を出る30分前には出社して色々準備しているのに、

ダメオは姿を現さない。

社長は気になって、社長室から何度も出てきて

「Yさんから連絡はあった?」とまわりの社員に聞くが、

そんなもん今まであったためしはないんですよ、社長。

ついに社長は、社員のOさん(♂)に質問。

「Yさんはいつも何時頃出社してるの?」

「はぁ。だいたい11時過ぎですかね。」

よく言った、よく言ったぞ!Oさん。

その後、社長と同行したダメオは教育的指導を受けたのか、

翌朝9時半に会社へ電話してきました。

「今朝、病院へ寄るので12時過ぎに出社します。」

はぁ。。。

本当に、ほんっとうにお病気だったら申し訳ないと思うけど、

悪いが仮病にしか見えないよ。

お前、今起きただろ。

多分、ホワイトボードの彼の予定表に書き込まれた「病院」「12時」

という文字を見た社員さん全員がそう感じたと思います。

私が言いたいのは、時間にルーズな人は

「仕事ができない!!!!」

歴代お仕えした上司の中で、多分コイツは3番目にバカです。

1位、2位がまだいるトコロがすごいでしょ。

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女性ホルモンの真実

昨夜、元職場の先輩・Kさんと会って久しぶりに飲みました。

Kさんは大変な健康オタクで、その知識たるや

みのもんたをしのぐかと(笑)

昨夜も「健康関連ネタ」で盛り上がりました。

最近、大手不動産会社が豊洲などの再開発地域に

こぞって建てている「タワーマンション」。

バックステージで働いていて、何故か男性は高層階に住みたがり、

女性は低層階を好む傾向があるのに気が付きました。

女性は男性に比べて現実的、という理由もあるのかもしれませんが

(エレベーター故障したらどうしよう、とか)

地上とは気圧の異なる高層階は女性ホルモンの働きに

あまり良くない影響があるようなのです。

具体的には、生理の周期が乱れるんだって。

これは、かつて都心の高層階(33階)で毎日働いていたKさんの体験談。

同僚や先輩後輩、皆生理不順で悩んでたそうです。

「○人に一人」なら分かるけど、全員そんな状態になっちゃう

のはやっぱりちょっと異常です。

表面に現れる影響がそれだけ顕著にあるんだから、

目に見えない体の中でどんな事が起きてるのかと思うと、

ちょっと怖いですよ。。。(ー'`ー;)

女性は「産んで育てる性」だから、タワーマンションの高層階を嫌がる、

っていうのは何か本能的に避けているのかも。

そして、もうひとつはちょっとオトナ?な話題なのですが、

Kさんは今大学で非常勤講師のお仕事をしています。

男女共学なので、毎週若い男性にも接する機会がぐんと増えたそうです。

すると、不思議なコトに毎月の女性のサイクルがすごく活発になったのだとか。

最初「え~?!」「きゃ~(//∇//) 」って思ったけど、

人間だって動物だもんね。

遺伝子レベルで『子孫を残そう』とプログラミングされているわけだから、

チャンスがあれば女性ホルモンが活発にはたらき始めるのでしょう。

まだ独身のワタクシは、毎日の環境も大切なんだなー、

って思いました。

女性ホルモンのはたらきなんて、自分の意志や理性だけじゃ

100%コントロールできないもんね。

「高齢者だらけの職場」「女性ばっかりの職場」、

どちらも実は私達女性の健康にはあんまり良くないのかも。

そんなこんなで盛り上がり、昨夜は終電近くになっちゃいました。

いやいや、この不摂生が一番良くないって。。。^^;

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連休終了

今年の連休はオールで仕事してました。

新築マンションのモデルルームにて、

バックステージの事務です。

ゴールデンウィークは例年不動産業界のかきいれ時、

バックステージの修羅場っぷりはいつもの事だけど、

今回は特にすごかった気がします。

接客に追われるスタッフがお昼を食いっぱぐれるのは、

この業界では良くある事ですが、

午後3時頃冷蔵庫の前でスタッフIさんの悲鳴が。

「きゃー!朝入れておいた私のお昼ご飯が無い!」

そりゃ叫びたくもなるだろう、誰かが間違って彼女の

昼飯用の冷やし中華を食べてしまったらしい。

真相は。

Iさんが買ったのは「ミニ冷やし中華」、

そして別のスタッフの人が普通サイズの「冷やし中華」を

買って冷蔵庫に入れておいたのだが、

間違って「ミニ」の方を食べてしまったことが判明。

Iさん談

「びっくりしましたよぉ(@_@;)冷やし中華が大きくなってるんだもん。」

逆じゃなくて良かったね(笑)

きわめつけ。

表に出してある看板の、電話番号とモデルルームの定休日が

間違っている事が初日に判明。

しかも、その電話番号にダイヤルすると

ナント競合の○○工務店につながってしまうらしい(しぇーっ( ̄▽ ̄;)!!)

発注側のミスなのか、看板制作会社のミスなのか、

私が聞いていた限りでは判明しなかったのだが、

○○不動産の物件を購入しようと思って電話したお客さんは、

さぞやさぞさぞビックリしたことでありましょう。

まーこんな感じの現場なので、

みんなあまり人の事はかまっちゃいられません。

質問に気後れしていると永久に自分の仕事も進まんなー、

という事は既に学習済みの私です^^;

毎日ここで働けって言われたら「う"ー。。。(ー'`ー;)」

っと考えちゃいますが、

たまに行くと刺激があってなかなか面白い現場です。

ちょっと良い事もありました。

○○ガスの「ピピっとコンロ」の実演を二日間やったのですが、

お客さんには調理するところを見せるだけ。

調理したものは召し上がってはいただきません。

(後々食中毒があったりするといけないので)

バックステージに下がってきた野菜炒めや焼肉、炒飯を皆で試食。

肉苦手だったので、桜海老とワカメの炒飯をいただきました。

美味しゅうございました♪

ちなみに、すきっ腹に焼肉をかきこんだスタッフ(♂)は

後々胃もたれに苦しんでいました。。。

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